5年前にさかのぼって

2004年12月29日
妻は時間があればメールしている。女友達からメールが来ることは少ないらしく、もっぱら「彼」である。子供も腹を空かしてるのだが、俺が18時過ぎに帰ってから支度を始めるので、夕食はいつも遅くなる。最近はスーパーから出来合いの惣菜を買ってくるのでがっかりする。でも早いからいいか。

今日は「彼」と諍いがあったのか、機嫌が悪く、子供を怒ってばかりいた。夕飯後に仲直りできたのか、機嫌が治った。良くあることである。

なぜ、このような事態になったのか。
5年ほど前にさかのぼる。

当時、俺は仕事が忙しく、家族を顧みなかった。7時から22時まで仕事をしていた。遅い日は午前2時にもなった。日曜日も祝日も仕事をした。そんな日が半年続き、休んだのは3日だけだった。
妻は一人で3人の子供を育て、家事をこなした。俺は妻に感謝の気持ちを伝えることも労うこともなく、夫婦の会話もなく、仕事だからと蔑ろにした。(当然そんなつもりはなかったのだが。)
俺の方も、妻に「お疲れさま、体壊さないでね。」と労って欲しかった。家族のために働いて、少しでも贅沢させてあげたい、そんな気持ちでいた。
  ・・・そう、  お互いの気持ちが噛み合わなかっただけ、
     お互いに感謝と労いの気持ちを言葉に出さなかった
     ことが、取りかえしのつかない事態を引き起こした。

それに加えて、姑の嫁いびり。
「お前は嫁失格だ」
「お前は○○家に必要のない人間だ」
離婚を告げられた時に初めて聞いた。同居していないからまだ良いようなものの、同居していたら、もっと早くにおかしくなっていたことだろう。

最後に、俺の浮気。
昔、片思いしていた女性と出会い、再燃。
遠距離だったので、メールで交際していた。
そして、一度だけ関係をもった。

これだけ条件が揃えば、妻の行動は当然なんだろうな。

妻にとって「彼」は、白馬の王子様。
今の不満だらけの人生を、これからの何の希望もない人生を、
幸せいっぱいにしてくれる、「人生のリセットボタン」を持つ男。
女性なら誰でも一度は夢に見たことがあるのではないだろうか。

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