4年前は

2004年12月30日
午前中だけ仕事をする妻の午後の行動はわからない。俺は17時に保育園に迎えに行ったが、妻が帰宅したのは18時過ぎていた。プライベートは何も問い質さない。暗黙の了解である。

4年前は一年間毎日、「抱きたい」と言い続けた。しかし、叶えられたのは一度だけだった。嫌々であることはわかった。そして、その後は求める事さえなくなった。ちなみに5年前も一度だけだった。「好きだから抱かれたい」というが、「好きでもなんでもないから、抱かれたくない」というところだろう。

妻が俺に好きな人がいることを知った時、「心から幸せになって欲しいと思う」と言った。「私も好きな人と幸せになりたい」とも語った。その時点では、お互いのプライベートに触れずに、家族として生活していくのだと思っていた。そんな人生もあっていい。子供のため、それがより良い選択だと思った。でも、妻は本気になったのか、あるいは「彼」が離婚して欲しいと言ったのか、妻は離婚を口にした。「すぐにでも離婚届に判を押して欲しい、早く縁を切りたい」と。

妻に俺は言った。
「子供は一人も離せない」これが俺の最低限の条件だった。
妻は「本当にやっていけるのなら、お願いする。それから、実家には隠しておきたい。それからこの街でアパートを探したい」と言った。
「家事、育児、家計の引き継ぎがあるから、2年ほど一緒に住めないか? その間に就職し、貯金をして、アパートを探したらいい」俺はやはり動揺していた。妻の真意を読むことができないでいた。

俺は、これからの人生を、純粋に子供のために生きたい。
それを喜びと感じて生きていきたい。

でも、妻がこの家を去っていく日の子供の気持ち、その情景を考えると、辛くなる。
妻はそのことをどう感じ、考えているのだろう。

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